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2008年F1第2戦マレーシアGPが3月23日(日)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周/5.543km、23日決勝56周/310.408km)で3日目をむかえ、現地時間15時(日本時間16時)から決勝が行われた。

22日(土)に行われた予選でポールポジションを獲得したのは、フェリペ・マッサ(フェラーリ)。昨年に続いて2年連続で、自身10回目の獲得となった。フロントローにはキミ・ライコネン(フェラーリ)が並ぶ。予選Q3でマクラーレンのルイス・ハミルトンとヘイキ・コバライネンがニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)とフェルナンド・アロンソ(ルノー)の進路を妨害したとして、5グリッド降格処分が下された。3番手タイムだったコバライネンは8番グリッド、4番手タイムだったハミルトンは9番グリッドから決勝に臨む。

また、ウィリアムズの中嶋一貴は前戦オーストラリアGPでロバート・クビサ(BMWザウバー)に接触したため10グリッド降格が決定されている。中嶋は予選Q1で18番手タイムだったため最後尾からのスタートとなった。

予選後に雨が降っていたが、決勝開始時の天候は晴れ、路面温度は45度、気温30度で決勝中に雨が降る確率は20%。

最前列に陣取ったフェラーリのスタートは良く、マッサがライコネンに幅寄せするシーンが見られた。1コーナーを制したのは、マッサ。続いてライコネンが通過していく。3番グリッドのヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)は、ハイドフェルドと少し接触したのか順位を落として、6番手まで順位を落とした。トロ・ロッソのセバスチャン・ボーデが大きくコースアウトして、早々にリタイア。中団グループにいたティモ・グロック(トヨタ)とトヨタエンジンを搭載しているニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が接触し、ロズベルグはフロントウイングを落としてしまう。ピットに向かったロズベルグと同様にグロックもガレージまで戻ったものの、マシンから降りてリタイアとなった。

最後尾からスタートした中嶋は1周を終えて17番手まで順位を上げた。その後もプッシュし続け、一時13番手までポジションアップした。

17周あたりから、ピットが慌ただしくなり、マーク・ウェバー(レッドブル)からピットに入った。マッサに続いて、ライコネンが入り、ライコネンはマッサの前でコースに復帰するために、ストップ時間をマッサより短くした。ハミルトンのピット作業中、右フロントタイヤが外れず、タイムを大きくロスしてしまった。

セッション中盤、それまで2番手を走行していたマッサが7-8コーナー付近でスピンし、グラベルにつかまってここでレースを終えた。

残り18周あたりから2回目のピットストップが始まり、上位陣ではライコネンからピットに向かった。

終盤にセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)のマシンから白煙。トロ・ロッソは2台ともリタイアという結果となった。

ルーベンス・バリチェロ(HONDA)は、2回目のピットストップのときにピットレーンでのスピード違反があり、ドライブスルーペナルティーが科せられた。

残り10周を切ったころから、4番手のトゥルーリに5番手のハミルトンが1周1秒ずつ迫り、お互いに自己ベストを連発するシーンが見られ、戦いはファイナルラップまで続いた。結局、トゥルーリが踏ん張り、4位でフィニッシュしている。

序盤から終始順調な走りをしたライコネンが優勝、自身の初優勝の地で、今度はチャンピオンとして初の勝利を手にした。通算16回目。

2位に入ったロバート・クビサが一昨年のイタリアGP以来、久々の表彰台を獲得した。


第2戦マレーシアGP決勝結果
01 ライコネン(フェラーリ)
02 クビサ(BMWザウバー)
03 コバライネン(マクラーレン)
04 トゥルーリ(トヨタ)
05 ハミルトン(マクラーレン)
06 ハイドフェルド(BMWザウバー)
07 ウェバー(レッドブル)
08 アロンソ(ルノー)
09 クルサード(レッドブル)
10 バトン(ホンダ)
11 ピケ・ジュニア(ルノー)
12 フィジケラ(フォース・インディア)
13 バリチェロ(ホンダ)
14 ロズベルグ(ウィリアムズ)
15 デビッドソン(スーパーアグリ)
16 佐藤琢磨(スーパーアグリ)
17 中嶋一貴(ウィリアムズ)

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