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現地時間(以下、現地時間)2月27日、開幕前のF1合同テストはスペイン・バルセロナで全日程を終了。F1タイヤの公式サプライヤーであるブリヂストン・モータースポーツの小林徹郎テクニカル・マネージャーは「タイヤに関係する大きな問題はなかった」と満足そうにテストを締めくくった。28日、ブリヂストンのプレスリリースが伝えている。

 今年はブリヂストンのF1タイヤ単独供給2年目となるが、最新のタイヤスペックは昨年型から安全面で小規模の開発が施されたのみとなっている。25日から27日にかけて実施されたバルセロナテストでは、初日の25日には雨のためウェット、エクストリームウェットが使用されたが、その後はハードコンパウンドのドライタイヤが各チームに供給された。タイヤのパフォーマンスは良好で、ここまで大きな問題は報告されていない。

 なお開幕戦オーストラリアGP(3月16日決勝)では、昨年同様、ミディアムとソフトのコンパウンドが使用される予定。また4月14~17日には、スペイン・バルセロナでシーズン突入後初の合同テストが行なわれるが、ここでは通常のテストプログラムに加え、2009年から導入が予定されているスリックタイヤのテストも行なわれる。

 小林テクニカル・マネージャーは「ブリヂストンは自信を持ってメルボルンに向かえる。我々のタイヤは2007年に使ったものから少し改良しただけなので、チームもドライバーも最適な使い方に関する十分な知識を持っている。今年、多くのサーキットでのテストで各チームのニューシャーシや改良されたシャーシを見てきたが、タイヤに関係する大きな問題はなかった」と自信を持って語っている。

 またタイヤ開発の詳細については「変更点はタイヤ構造のごくわずかな進化で、安全性に関するものだ。マシンのセットアップやドライバーの感覚といった点では昨年のタイヤから違いはなく、昨シーズン蓄積したデータはすべて役に立つ。スーパーソフトのコンパウンドを改良したが、それは今年の後半まで使用されないだろう。ハード、ミディアム、ソフトといったそのほかのコンパウンドは昨年と同じだ。シーズン前半のそれぞれのレースでのタイヤコンパウンドの割り当ては間もなく発表するし、チームはすでにこの決定について知らされている。もちろん、我々は来年のより大幅な変更について心を配っているし、そのために4月の次のテストで最新のスリックタイヤ開発の評価をすることになっている」と説明した。
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